テューダーの薔薇

テューダーの薔薇

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こちらはオンライン小説「テューダーの薔薇」の登場人物紹介ページです。
正確な史実に沿った記述ではありませんのでご注意ください。

登場人物

エリザベス……ヨーク家のイングランド王エドワード四世の長女
セシリー……エドワード四世の三女
リチャード……エドワード四世の弟。イングランド王
アン……リチャードの妻。イングランド王妃
ラヴェル子爵……リチャードとアンの友人
スタンリー男爵……ヘンリー・テューダーの継父
リンカン伯……エドワード四世の妹の長男
ジョン……リチャードの庶子
ヘンリー・テューダー……ランカスター家の後継者


以下は家名ごとに記述したより詳細な人物一覧です。

・作品冒頭(1484年3月)の時点での情報ですが、回が進んでから説明される事実もあります。
・作中ですでに死亡している人物や、直接は登場しない人物も多数含まれています。
・定説が分かれている事項に関しては、作品で採用した説に基づいて記載しました。

ヨーク家
エドワード四世 (1442-1483)
ヨーク朝初代イングランド王。父である第三代ヨーク公の遺志を継ぎ、ランカスター派と戦って王位を勝ち取った。二男五女を遺して急逝。

エリザベス (1444-)
エドワード四世の妹。サフォーク公爵ド・ラ・ポール家に嫁ぐ。長男のリンカン伯ジョンをはじめとするの多くの子女がいる。

マーガレット (1446-)
エドワード四世の妹。大陸のブルゴーニュ公国に嫁ぎ、兄が王位を追われた時はその亡命を迎え入れて支援した。夫との死別後も婚家に留まっている。

クラレンス公ジョージ (1449-1478)
エドワード四世の弟。王位を狙って兄と敵対するが、状況不利を悟って再び兄の廷臣に戻る。その後も野心を捨てきれず、反逆罪で処刑された。

リチャード三世 (1452-)
エドワード四世の弟。即位前はグロスター公。兄の遺言で甥エドワード五世の摂政に就任するが、義姉である王太后一族との対立を経て自ら王位につく。

エリザベス・プランタジネット (1466-)
エドワード四世の長女。父の死後、両親の結婚が無効とされたため、庶子の身分に落とされた。ランカスター家の後継者ヘンリー・テューダーと婚約中。

セシリー・プランタジネット (1469-)
エドワード四世の三女。姉エリザベスとともにリチャード三世の宮廷に招かれる。

エドワード五世 (1470-)
エドワード四世の長男。父の死を受けてイングランドの王位を継ぐが、両親の結婚無効を理由に廃位された。

ヨーク公リチャード (1473-)
エドワード四世の次男。兄であるエドワード前王とともにロンドン塔に幽閉されている。

アン、キャサリン、ブリジット
エドワード四世の五女、六女、七女。母とともに宮廷から離れて暮らしている。
(次女メアリ、四女マーガレット、三男ジョージは早逝)

リンカン伯ジョン・ド・ラ・ポール (1464-)
サフォーク公爵夫妻の長男。第三代ヨーク公の外孫にあたり、エドワード四世、リチャード三世の最年長の甥。

マーガレット・プランタジネット (1473-)
クラレンス公ジョージの長女。幼くして両親を亡くしたため、弟エドワードとともにグロスター公夫妻に引き取られた。

ウォリック伯エドワード (1475-)
クラレンス公ジョージの長男。エドワード四世の王子たちに次ぐ王位継承者だったが、父の反逆罪を理由に除外された。

ソールズベリ伯エドワード (1473-)
リチャード三世の長男で、イングランド王太子。病弱のためロンドンまでの長旅が叶わず、生まれ育ったイングランド北部のミドゥラムにいる。

ジョン・プランタジネット (1470-)
リチャード三世の庶子。実母が亡くなったため姉とともにグロスター公夫妻に引き取られて育った。ロンドンの宮廷で暮らしている。

ランカスター家
ヘンリー六世 (1421-1471)
ランカスター朝第三代イングランド王。エドワード四世率いるヨーク派に破れて廃位。その後の内乱で一時的に復位するも、再び敗北。ヨーク派に捕らえられて死亡した。

マーガレット (1430-1482)
ヘンリー六世妃。フランス王ルイ十一世の従妹。ヘンリー六世の王位を守るため奔走する。夫と一人息子を相次いで亡くした後、牢獄での生活を経てフランスに帰国。

エドワード・プランタジネット (1453-1471)
ヘンリー六世の一人息子。父の復位にともない王太子となるが、王位奪還を目指すヨーク派との戦闘で戦死。後のリチャード三世妃アン・ネヴィルと婚約していた。

テューダー家・ボーフォート家
オーウェン・テューダー (1400-1461)
ウェールズ貴族テューダー家の出ながら、イングランド王家ランカスター家に仕える。ヘンリー六世の母后キャサリンと密通し複数の庶子をもうけた。

エドマンド・テューダー (1430-1456)
オーウェンとキャサリンの庶子。異父兄であるヘンリー六世の取り計らいでマーガレット・ボーフォートと結婚するが、長子ヘンリーの誕生を待たずに戦死。

ジャスパー・テューダー (1431-)
オーウェンとキャサリンの庶子。兄エドマンドの遺児ヘンリーを王位につけるべく尽力。

マーガレット・ボーフォート (1443-)
ランカスター家の傍系の子孫。ヨーク派の忠臣トマス・スタンリーと再婚したが、リチャード三世への反乱に関与したとして、夫の監視下で幽閉されている。

リッチモンド伯ヘンリー・テューダー (1457-)
マーガレット・ボーフォートの一人息子。ランカスター派最後の王位請求者で、大陸に亡命中。王位についた際はエドワード四世の娘エリザベスを王妃にすると誓約している。

ネヴィル家
ウォリック伯リチャード・ネヴィル (1428-1471)
イングランド北部の有力貴族。エドワード四世の即位に貢献したが、後に彼と対立し、ヘンリー六世を復位させる。巻き返しを計ったヨーク派と戦場でぶつかり敗死。

イザベル・ネヴィル (1451-1476)
ウォリック伯の長女で、クラレンス公ジョージの妻。ジョージを擁立しようとした父の策略に従って結婚。父の死後もクラレンス公妃として二児に恵まれるが、若くして病死した。

アン・ネヴィル (1456-)
ウォリック伯の次女で、リチャード三世妃。ヘンリー六世の王太子エドワードと一時婚約させられていた。

ウッドヴィル家・グレイ家
エリザベス・ウッドヴィル (1437-)
エドワード四世妃。夫との死別後、彼の重婚を理由に息子たちの継承権を奪われる。王位についた義弟リチャードに反乱を企てるも失敗。年少の娘たちと郊外の屋敷で暮らす。

ドーセット候トマス・グレイ (1455-)
エリザベス・ウッドヴィルと前夫の長男。大陸に渡ってヘンリー・テューダーの反乱を支援。

リチャード・グレイ (1456-1483)
エリザベス・ウッドヴィルと前夫の次男。異父弟エドワード五世に王太子時代から仕えていたが、摂政となったグロスター公リチャードに捕らえられ、処刑される。

リヴァーズ伯アンソニー・ウッドヴィル (1440-1483)
エリザベス・ウッドヴィルの弟。エドワード五世の王太子時代に彼の教育を任されていた。新王の後見役をめぐってグロスター公リチャードと対立し、処刑される。

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